いわゆるエメループ孵化と言うやつです。
差分が多すぎて待機フレームに間に合わない、性別指定したい。
でも普通に検索するだけでは候補が全然出てこない。
こういう時に便利なのが変わらずの石有りの孵化です。
色違いと言う事なので勿論裏IDの特定は必須になります。
色違いに遭遇して、
こんな感じで特定してもいいですし、抵抗が無い方は
XYで特定と言う方法もあります。
今回使っていくツールです。
Emegg のるっち様ツールについての詳細は
こちらを参照です。
今までのエメラルド孵化で使っていたツールよりも遥に使いやすく、とても便利です。
あまり第3世代での孵化は好んではやらなかった私ですが、このツールがあれば頻繁にやれそうです。
素晴らしいツールを公開して頂けて感謝の気持ちで一杯です。
ではまず、エメラルドでの変わらずの石の仕様の説明からです。
エメラルドでは
♀親、もしくは
メタモンに持たせた時のみ性格が引き継がれます。
メタモンと♀親の両方を使う場合は
メタモンのみに効果があります。
XYの孵化と違ってどっちに持たせてもいい、100%の確率で引き継がれると言うものでは無いので注意が必要です。
早速ツールを使っていきます。

今回私はカウンターゲンガー用に臆病色違い♂の検索をしました。
まずは上から順に
「F」の部分です。
ここの部分が待機フレームになりますが、小さすぎると次に出てくる差分の消費が間に合わないので大体3000↑くらいからが個人的にはやりやすいと思います。
上限は10000までやらなくても結果が出るとは思いますが、とりあえず多めに取っています。
次に
「差分」です。
初めてエメループに挑戦するような方には馴染みの無い言葉だと思いますが、乱数消費みたいなものです。
この消費が1違うだけで全く別の個体が出たりタマゴが出来なかったりします。
通常連打をしてエメラルドを始めた場合、
差分20が消費されていると思います。(個人差あるかもしれません)
第5世代で言うオフセットのようなものです。
と言う事情がありますので
下限は20に、上限は多すぎても消費が大変なので
100程度が妥当です。
次の
「性格」は、そのまま欲しい性格を選択します。
次の
「生成判定」ですが、預けたポケモン同士の相性によってここは変わります。
【19になるパターン】自己産メタモン×自己産親ポケモン
自己産親ポケモン×自己産別種族ポケモン
他人産メタモン×同トレーナー他人産親ポケモン
お爺さんが「相性がそれほど良くない」って言う場合がこれです。
【49になるパターン】自己産メタモン×他人産親ポケモン
他人産メタモン×自己産親ポケモン
自己産親ポケモン×自己産同種族ポケモン
自己産親ポケモン×他人産別種族ポケモン
他人産親ポケモン×自己産別種族ポケモン
他人産親ポケモン×同トレーナー他人産親ポケモン
お爺さんが「相性はまずまず」って言う場合がこれです。
【69になるパターン】自己産親ポケモン×他人産同種族ポケモン
他人産親ポケモン×自己産同種族ポケモン
お爺さんが「相性はとってもよい」と言う場合がこれです。

厳密にはもうちょっと預ける時のパターンはありますが、こんな感じです。
この中で選択するのに一番やりやすいのは49になるパターンだと思います。
検索結果も増えるので選択がしやすくなります。
他人産を用意出来る場合はここでは49を選択します。
出来ない場合は19を選択です。
後でやっていく作業的にも49の方が何かと楽なので49推奨です。
次の
「TID」はトレーナーの表IDを、
「SID」は裏IDを入力します。
この時
「色違いのみ出力」にチェックを入れておきます。
最後に一番下にある
「変わらずの石あり」にチェックを入れ検索を押します。
すると右側に結果が出力されます。
♂を狙う場合性別の性別比率が1:1のポケモンの場合は
127以上、♀を狙う場合は
126以下を探します。
この場合、一番上の
「性別」を押すとソートしてくれるので探すのに便利です。
さて、結構な数の結果が出力されたと思いますが、まずどれを使っていくかを決めます。
最初に見るのは
「F」と
「差分」です。
このどちらも少ない方がより試行回数を稼げたり、操作が少ないので楽になります。
ただ、Fが少なく差分が大きい場合差分の消費が間に合いません。
参考までに、私は電池無しのエメラルドでやっていますが、一番上に結果が出ている3479Fの差分97は間に合いませんでした。
差分80↑の場合は4000F以上のものを狙ったほうがいいと思います。
ここのバランスがいいものを探し、次に性格がちゃんと指定した性格になっているかを見ます。
指定した性格以外のものも表示されていますが、これは変わらずが効かなかった時に色違いになるものです。
特性が2種類あるポケモンの場合は特性の部分も注意してみてみましょう。
自分の欲しいポケモンの条件を満たしている物が見つかったら次へ進みます。
一応書いておきますが、この結果はIDよって違うので
同じ結果は出力されません。
今回私は上から4番目の
4856F、差分87、の物を選択しました。
まずは差分についてです。
今回差分の消費が87です。
先ほども書きましたが、
起動した時点で20消費されていますので
残り67の消費となります。
これを消費する方法として下記のような方法があります。
・キンセツシティのスロットプレイ画面を出す(4消費)
・図鑑を開く(3消費)
・ボックスを開く(3消費)
・道具画面を開く(3消費)消費数が3の倍数だった場合は図鑑を開いたりしているだけで消費が出来るので場所を問わず消費出来るのが利点です。
今回のように3消費だけでは消費出来ない場合、キンセツシティのスロットを利用します。
今回の67を消費するには、
スロットの画面を16回、図鑑を1回開く。
このように組み合わせる事でどんな数字でも消費は可能になります。
消費の仕方をどこかにメモしておくと把握がしやすくなります。
次に待機フレームです。
他世代乱数をやった方は分かるかもしれませんが、ソフト選択をしてからフレームが進まない時間があります。
これは大体
350前後になりますので、今回の
4856に350を足した5106Fをタイマーにセットします。
DSでやる事を前提に書いていますのでGBAでは変わってきます。
これで必要な情報は整いました。
ゲーム内で準備を進めていきましょう。
まずはパッチールの用意です。
まだパッチールを持っていない方は113番道路に居るので捕獲しましょう。
このパッチールは別ロムで捕獲するか、タマゴを生ませて別ロムでタマゴを割るなどして他人産扱いになるようにしましょう。
次に欲しい性格に対応したメタモンの準備です。
変わらずありの場合ここが一番ネックで、この後にやる個体値の方の乱数でも使える性格一致メタモンを探さないといけません。
特殊5V2391F:31-4-31-A-A-B
4985F:31-9-A-31-B-B 物理5V15117F:31-B-A-21-31-A6V73781F:31-B-B-31-A-31(A=先に預けた親 B=後に預けた親)特殊5Vの場合、CDがVのメタモン、物理5Vの場合はBSがVの性格一致メタモンが必要になります。
勿論メタモンを使わずに同性格同個体値の孵化したい親をメタモンの代わりにする場合はメタモンは必要ありませんが、
結局その親を孵化するのにもエメループによる捕獲や孵化になると思いますのでメタモンを使ったほうが楽かもしれません。
2391Fの特殊5Vを使う場合(CDVメタモン)臆病メタモン:1211F、73347F(1211Fは電池切れだとかなりギリギリか間に合わないかも?)
控えめメタモン:76330F
図太いメタモン:13020F
穏やかメタモン:1473F
4985Fの特殊5Vを使う場合(DSVメタモン)
臆病メタモン:2386F
控えめメタモン:5714F
図太いメタモン:1034F、15439F(1034Fは間に合わないかもしれません)
穏やかメタモン:18938F
物理5Vの場合(BSVメタモン)
陽気メタモン:21108F、24206F
いじっぱりメタモン:34461F、36483F、36773F、38320F
しんちょうメタモン:30144F
わんぱくメタモン:14057F
6Vの場合(ABVメタモン)
陽気メタモン:78347F
臆病メタモン:12876F
無邪気メタモン:16722F
やんちゃメタモン:68675F
メタモンの捕獲については、
こちらを参考にしてみてください。
フレームの長いものについては、BV保存を使うと楽になりますので
こちらも併せて参考にしてみて下さい。
メタモンの捕獲が終わりましたら、次は残りの遺伝箇所がVの親ポケモンの用意です。
例えば2391Fの特殊5Vの場合、後親から遺伝するBの箇所が素早さなので
素早さがVの親ポケモンを用意します。
SがVのメタモンを捕獲してSが遺伝するまで孵化をする、と言う方法が楽ですね。
この時、相性がまずまずとなるようにタマゴを別ロムで割るのを忘れないようにしましょう。
パッチールとメタモン、親の準備が出来たとして進みます。
ゴールドスプレーを複数個所持した状態で育て屋に行き、
メタモンに変わらずの石を持たせて預けます。
(預ける順番は適当で可)
預けたら
そのまま動かずにゴールドスプレーを使用します。
外に出て適当に走ります。
スプレーが切れるちょっと前に差分消費が3の倍数だった方は
育て屋の小屋の中へ。
スロットを使用する方は隣の
キンセツシティスロットへ移動します。
スプレーが切れてから
4歩歩きます。
スロットを使用する場合は
4歩目でスロットの目の前に移動出来るように調整しましょう。

方向転換は1歩には入りません。
4歩歩いたらそのままレポートを書き電源を切ります。
一応この作業についての説明です。
ゴールドスプレーは250歩分効果が持続します。
タマゴの生成判定は255歩毎に行われます。
つまり、ゴールドスプレーが切れてから5歩目を歩いた時にタマゴの生成が入ります。
4歩歩いてからレポートを書いたのは、起動後1歩でタマゴの生成判定が入るようにする為です。
では次に先ほど求めたフレーム数をタイマーにセットし、タイマースタート同時にソフト選択をします。

続きから選択をするまでそのまま
ボタン連打で進めます。起動をしたら先ほど計算をした差分消費方法を消化します。
スロットは、コインが0だとA連打しているだけでいいので楽になります。
差分を消費し終わったらタイマーが終わったと同時に1歩動きます。
この時、スロットを使用した方はタイマーの待ち時間の間に→に方向転換しておいた方がいいかもしれません。
変な消費が入ったりする事は無いのでメニューは閉じておいて大丈夫です。
そのままお爺さんの前に向かい、タマゴが出来ているか確認します。
お爺さんが
下に出てきている場合はタマゴが出来ている、
引っ込んでいる場合は出来ていません。
出来ている方はそのままタマゴを受け取り孵化させます。
出来ていない方は電源を切り、タイマーを1増減させて再度起動からやり直しです。
これをタマゴが出来るまで繰り返しやってみましょう。
ではタマゴを孵化したとして進めます。
生まれたパッチールの模様で待機フレームのズレを確認します。
いきなり色違いだった場合はそのタイマーを覚えておきましょう。
今回使用したEmeggにも同じ機能は付いているのですが、画像を用意出来なかったりするとこのままでは厳しいので、
今回は
こちらのサイトのものを使用して判別します。
生まれたパッチールの模様と全く同じになるように合わせていきます。

赤字の部分が今回引いた性格値になります。
この数字をコピーしておきましょう。
この性格値がどのフレームか調査していきます。
「F」の部分を目標のフレーム±100程度に。
「差分」を目標と同じ数値に。
「色違いのみ出力」のチェックを外します。
最後に先ほどコピーした性格値をEmeggの
「性格値 0x」の部分に貼り付けて
「→」をクリックしてみましょう。

模様合わせがちゃんと出来ていれば引いたフレームの部分が自動的に一番上に来ます。
今回だと、目標4856Fに対して4842Fを引いていたので
タイマーの数字を14F増やせばいい、と言う事がこれで分かりました。
うまく見つからない場合、前後100F内に収まっていない、差分消費or模様合わせが失敗してます。
その場合は自力で上から順番に似たような性格値のものが無いか探してみましょう。
結構どこかが1ズレてたりする事があります。
ちなみに、数字が欠けているフレームは、タマゴが出来ない事を意味しています。
差分消費のミスの場合は差分の範囲を10程広げて見ましょう。
無事に目標のフレームを引くことが出来たら色違いパッチールとのご対面です。

これで目標の色違いを引けるタイマーは分かりました。
今度はパッチールを目標の親ポケモンに変えて同じ事をしてみましょう。
預ける順番を間違えないように気をつけて預けます。
先に預けた方がAの遺伝、後に預けた方がBの遺伝になります。
この親の個体値がはっきりと分かっていればこの後の個体値乱数の時に楽になります。
メタモンの方は捕獲する時に分かっているのでいいのですが、問題は孵化をした方ですね。
分からなくても出来ますがどのフレームを引いたのか候補が増えたり違った結果がでるのでちょっとやりにくくはなります。
先ほどと全く同じようにやれば同じように色違いは生まれます。

生まれますが、今回は
タマゴを受け取る前にレポートを書きます。この時点では成功しているか失敗しているかは分かりません。
あくまで成功していると仮定して先に進めないといけません。
これがいわゆる爺前固定と言うやつです。
タマゴが出来た時点では
性格、特性、性別、色違いの有無しか決定されておらず、個体値はこのままでは適当になってしまいます。
個体値は
タマゴを受け取るタイミングで決定しますので一度爺さんの目の前でレポートを挟みます。
一度電源を切り、次に個体値の乱数をします。
今回私は
2391Fの特殊5Vを使用します。
今回もソフト選択から進めますので350F前後のズレが入ります。
この孵化をする場合、私はタイマーを2724Fにセットすると一番成功確率が高かったので参考までに。
個体値の時も同じようにタイマー起動と同時にソフトを選択し、
連打をして続きから選択をします。
そしてこの後も
A連打をしてすぐに爺さんに話しかけます。NPCによる影響か、このまま話しかけないと差分をどんどん消費していきます。
差分の消費はズレの影響にもなるようなので連打推奨です。

この画面で待機し、タイマーが終わると同時にAボタンでタマゴを受け取ります。
受け取ったらタマゴを割ってみましょう。
無事に色違いになっていれば色の固定が完了です。
色違いになっていない場合はまたタマゴを作る所からやり直します。
色違いになっていた場合でも、なっていない場合でも次の作業を一度してズレをチェックしてみましょう。
Emeggの個体値乱数タブに情報を入力していきます。
「Method」は、1と2を選択します。
ピィ、マイナン、ダンバル、ヨマワル、マリル、アサナン、タツベイ、アチャモ、ソーナノ 、ヨーギラスの孵化をする場合、
このままでは結果が出ない可能性があるようなので、のるっち様ページにて確認をしてみてください。
「検索範囲」は
「目標F」の部分に目標のフレームを入力し、
「↑」を押す事で自動的に目標100前後を入力してくれます。
生まれたポケモンのステータスを一番下に入力し、下の検索を押すとこのステータスに該当するフレームを教えてくれます。
この中からどこを引いたか探すわけですが、Method2の方はあまり引かないのでMethod1から探します。
一番近いのは-3ズレの2388Fでした。
前後のズレはどれも大きすぎるズレなのでまず違うと見ていいと見て3Fのズレと判断します。
初めてやる場合はいくつズレているかが全く分からないので、
ふしぎなアメでレベルを上げたりして候補を絞り特定をしやすくしてみましょう。
両親合わせて3箇所はV箇所がありますのでジャッジの人に個体値チェックしてもらう事でも多少特定しやすくなります。
こうしてズレを埋めていき、目標のフレームを引けるまで繰り返します。
色の固定さえ出来てしまえば後は爺さんの前でタマゴを受け取って孵化をするだけの作業になるので一歩前進です。
ズレていた分だけタイマーを調整してみましょう。
色違いになっていない場合はこのまままた次のタマゴを作ります。
一度預けたポケモンを引き出し、またそのまま預けてゴールドスプレー開始です。
色違いになっていた場合は電源を切って再度個体値の乱数を開始です。
無事に目標の個体を引くことが出来たら変わらずの石あり孵化は完了となります。